畳について
畳の手入れについて
畳は張替えるだけではなく、日々手入れを行うことで美しい姿を維持することが出来ます。 特に色あせや虫食い、カビに関しては手入れの有無が明暗を分けると言ってもいいほど。 定期的に雑巾で拭いたり、掃除機をかけることで長持ちさせましょう。
具体的な手入れとしては、乾拭き。 掃除機は1畳あたり40~60秒かけて目地にそって清掃を行うことで、目地の隙間に入り込むダニやカビを吸い出すことが出来ます。 ※除湿器又はエアコンの除湿を使い乾燥させることも可能です。
使い方に関しても重たい机やタンス、ピアノを置かないよう心がけましょう。 土台を傷めないこと、そして畳にカビやダニを蔓延させないことが長持ちの秘訣です。 畳をより美しく保つには、日々の手入れが欠かせません。 ここでは畳の手入れのついて紹介してまいります。
乾拭き
お手入れは掃除機と乾拭きで行うのが一番。
乾拭きには市販の不織布を使い、さらにキレイに仕上げたいのであれば米ぬかを木綿布につつみ、撫でるようにして拭いていきましょう。
こうすることでつやがあるだけではなく、汚れにくくささくれにくい畳を維持することができます。
畳干し
頻繁に行う必要はないですが、年に1回行うだけでも居心地が違ってきます。
畳を起こして、例えば空き缶などをつっかえ棒にして、窓を開けておくだけでも、畳の下にこもっていた湿気がなくなるので、畳が長持ちします。
へこみ直し
家具をおいた状態だと畳は凹んでしまいます。
染み抜き
生活をしていく上で必ず出来てしまうのがシミ。 こぼれたものにもよりますが、ある程度のものであればすぐ対処すれば拭き取ることができます。
<コーヒー、お茶、酒、醤油、ソース、ジュースなど> すぐにタオルやキッチンペーパーなどで吸い取り、食塩をかけます。 食塩がこぼしたものを吸って湿ってきたら、歯ブラシやタワシなどで畳の目をこすって食塩をかき出し、掃除機をかけましょう。
<灯油> 布にアルコールを付けて拭きとった後、しっかり乾拭きを行いましょう。
<水溶性インク> ペーパーで吸い取った後、牛乳を布に浸して拭き取りましょう。 その後十分に水拭きと乾拭きを繰り返し、インクを取り除きます。
畳の張替え時期について
一般的な畳は大きく分けて2~3年に一度。 そして10年に一度の張替えが目安となっています。
2~3年に一回は畳の表地をひっくり返す「裏返し」を行い、6年に1度は「表替え」。 そして10年に一度は畳そのものを取り替える「新畳」を行うのを勧められるかと思います。
しかし当店では純国産と品質にこだわっているため、10年以内で裏返しを行い、10~15年程度で表替えを行うことをおすすめします。 畳は、状況に応じて新調しましょう。 ※住環境や使い方によって短い期間で傷んでしまったり、逆に長くお使いいただける場合もございます。
畳に直に触れた時にお洋服にい草がくっついたり、い草の香りがしなくなったら表替えのサインになります。 畳表を交換するだけで新品に生まれ変わったように美しくなります。
表地は虫食いや腐食が起きないかぎり、劣化することはほぼありません。 ぜひ当店のこだわりの品質をお試しください。
意外と知られていない?畳のよくある勘違い
畳を初めて買われる方の中には勘違いされる方も度々おられ、よくお叱りの電話などをいただきます。 そこで、今回は畳にありがちな勘違いについて、豆知識を交えながら紹介していきます。
畳に土がついている!?保護材代わりの天然染土
新しい畳表に土がついていることがありますが、これは、ほこりも落していない不良品ではありません。
この土を我々は「染土」と呼んでいます。 実は、この染土というのが、とても重要な役割を果たしています。 畳表の原料となるいぐさは、生の状態で刈り取られますが、乾燥しないと畳表に加工できません。 この乾燥の際に表面を覆い、水分が均一に抜けるようにするのが染土です。
当店の染土は屋根瓦にも使われている良質の天然染土を使用しているため、安心してご利用いただけます。 ご要望があればブラッシング加工を行い、染土を落として交換することもできますのでお気軽にご相談ください。 もちろん敷き込み時には土が残らないようにしっかり乾拭きいたします。
ダニは和洋問わず現れます
「畳にはダニが多い」という理由から敬遠される方もいますが、これも誤りです。
ダニは畳だけではなく、布団や洋服にも付着します。
言うなれば温度と湿度が揃っていればダニの繁殖条件は満たせてしまうのです。
ダニを排除するには換気を行い、エアコンドライをかけて湿気を少なくすることが一番。
もちろんホコリも食料となるので、こまめに掃除を行うこともお忘れなく。
畳の大きさは、それぞれ異なります
畳といえば「一畳、二畳」と数えるだけあって大きさが決まっているように考える人もいます。 しかし、要望に応じて半畳に変えることもでき、形も一枚一枚異なります。 したがって外した際に「入らなくなった」なんて話も珍しくありません。
実は部屋の畳というのは畳屋さんがパズルのように畳を合わせ、ぴったり嵌るように工夫をこらした上で成り立っています。 したがって下手に動かすとはまらなくなってしまうというわけです。 もし、お客様自身で畳を動かす場合、裏に書かれている番号や方向を書いておき、写真に収めておくといいでしょう。
※文章や図表・イラストは、許可を得て八代地域農業協同組合のパンフレット「くまもと畳表」より引用しています。
店舗案内
店名 | 家元畳店 |
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代表者 | 家元秀幸 |
所在地 | 〒719-3503 岡山県新見市大佐小阪部1459-4 「刑部駅」より徒歩約4分 |
電話番号 | 0867-98-2768 |
営業時間 | 8:30 ~ 17:00 |
定休日 | 無し(年中無休) |
業務内容 | 表替え・裏返し・新畳・縁無し(琉球) |
保有資格 |
畳製作一級技能士 職業訓練指導員(畳科) |
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